
相続手続き
2021年04月09日
Q:遺言書に書かれていない財産が見つかり困っています。どうすれば良いのか行政書士の先生にお伺いしたいです。(室蘭)
はじめまして。私は室蘭の片田舎に住む定年間近の男性です。父の残した遺言書のことで行政書士の先生に伺いたいことがあり、ご連絡しました。
私の両親も室蘭で生活しているのですが先週の頭に父が亡くなり、急なことで慌ただしいながらも室蘭の実家にて無事に葬式を済ませることができました。
父が生前遺言書を作成していたことは知っていたので、遺言書に沿って遺品整理を進めていましたが、途中で「ん?書かれていない財産があるぞ」と気付きました。
それは室蘭市内にある狭い土地で、更地のまま放置していたことで父自身も遺言書に書き忘れたのだと思います。
まさかそんな財産が見つかるとは思ってもみなかったので、母ともども困り果てています。この室蘭市内にある土地の扱いはどうすればいいでしょうか?(室蘭)
A:まずは遺言書の中に、その他の財産の扱いについて記載があるかを確認しましょう。
相続財産を把握しきれないほど多数所有されている方の中には、“記載のない財産の扱いの仕方”という形でひとまとめにし、遺言書に記載しているケースがあります。
ですから、お父様が残した遺言書の中に“遺言書に書かれていない財産の扱い”について記載があるかどうか、改めて確認してみてください。
上記のような記載がある場合は、その内容に沿って相続すれば問題ありません。記載がない場合は相続人全員でその財産について遺産分割協議を行うとともに、遺産分割協議書を作成することになります。
作成するにあたっての規定は特になく、手書きでもパソコンでも構いません。内容を確認したうえで相続人全員に署名、押印(実印)をしてもらい、印鑑登録証明書を準備すれば完了です。
なお作成した遺産分割協議書は、相続手続きの実行だけでなく不動産の登記変更時にも必要となるので、紛失しないようしっかりと保管しておきましょう。
同じような相続・遺言書に関するご相談であっても、その方の家族構成等によってお悩みやお困りごとの内容は異なってくるものです。
室蘭相続遺言相談センターでは室蘭近郊にお住まいの皆様のお力になれるよう、豊富な知識をもつ専門家がご相談内容に合わせて親切丁寧にご対応させていただきます。
初回相談は無料ですので、相続対策としての遺言書作成等についてもお気軽にお問い合わせください。室蘭相続遺言相談センターのスタッフ一同、室蘭の皆様からのご相談を心よりお待ちしております。
2021年02月10日
Q:行政書士の先生に質問ですが、相続において遺産分割協議書は絶対に作らなければならないものですか。(室蘭)
室蘭在住の60代女性です。先日、室蘭市内の病院に入院していた夫が亡くなりました。葬儀も終えましたので、最近は相続の手続きをはじめたところです。夫はこれまで大きな病気をしたこともなかったのですが、数カ月前に突然体調を崩して他界してしまったため、遺言書を遺す余裕もありませんでした。しかし遺産はそれほど多くなく、自宅とわずかな預貯金のみです。また相続人にあたるのも私と娘の2人しかいないので、遺産分割については軽く話し合っただけですぐに決まりました。今後も相続に関して揉めるようなことはなさそうですし、遺産分割協議書は作らなくていいかと思っているのですが、どうでしょうか。(室蘭)
A:相続手続きの場面など必要になる可能性があるため作成しておきましょう。
ご相談いただきましてありがとうございます。遺産分割協議書は状況によっては不要(遺言書がある、相続人が1人など)となる書類ではありますが、今回のご相談者様の場合、作成しないと手続きが進められない可能性があります。相続人がお嬢様とお二人とのことですが、今後の相続手続きを滞りなく進めていくためには重要となるので作成をしておきましょう。
遺言書が遺されていた場合、遺産分割はせず遺言書の内容に従って相続手続きをするため、遺産分割協議書は不要です。しかし、ご主人様は遺言書を作成されていなかったということですので、今後の手続きを進める中で遺産分割協議書を準備していた方がスムーズにいく場面は多いと考えられます。たとえば相続税の申告や法定相続分での共有する以外の不動産の相続登記の際には、基本的に遺産分割協議書の提出が求められます。また、遺産分割協議書の無い場合は、金融機関で預金を引き出す際に相続人全員の署名押印が求められますから、預金口座が多い場合には手間が増えてしまいます。
仲の良いご家族であってもトラブルになることはあり得ますので、正式な書面である遺産分割協議書を作成しておくことをおすすめいたします。ご自身での作成も可能ですが、相続する不動産が複数ある方や、お仕事でご多忙の方は、専門家への依頼をご検討ください。室蘭 相続遺言相談センターでは、室蘭エリアにお住まいのみなさまの相続に関するお悩みを数多く承っております。室蘭の地域事情にも詳しい相続のプロがみなさまのご事情を丁寧にヒアリングし、迅速かつ正確な相続手続きを実現いたします。はじめてのご相談は無料ですので、是非お気軽にご利用くださいませ。室蘭のみなさまからのお問い合わせを、スタッフ一同心よりお待ちしております。
2020年11月16日
Q:相続の手続きにはどれくらいの時間がかかるのか、行政書士の先生にご相談したいです。(室蘭)
室蘭に住む50代主婦です。先日、実家で一人暮らしをしていた父が亡くなり、相続手続きを進めようとしております。実家がある場所は遠く、私自身も家庭がありますので、あまり長く家を空けることができないのが現状です。そのうえで、なるべく相続手続きを早く済ませたいと考えているのですが、通常相続手続きにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。ちなみに、相続する遺産としては、父が所有していた不動産と預金と手元預金です(室蘭)。
A:相続手続き完了までのお時間は、財産の種類により異なります。
相続の手続きにかかる期間は、自筆の遺言書がある場合や行方不明の相続人がいる場合、未成年の相続人がいる場合等、別途家庭裁判所への手続きが必要となるため通常よりも長くなる傾向にあります。また、上記のような手続きが不要な場合であっても、手続きにかかる期間は相続する財産の種類によっても異なるため相続によっても全てを完了するまでの期間は違うことになります。ご相談者様の相続財産に合わせて、ここでは、不動産と金融資産について、相続手続きの流れや一般的にかかる期間についてそれぞれご説明致します。
まず、不動産のお手続きにかかる期間は、手続きに必要な資料の収集に1~2ヶ月程、法務局へ申請したのち2週間程度となります。手続きに必要な書類は、戸籍謄本一式、被相続人の住民票除票、相続する人の住民票、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書等です。これらを揃え、亡くなられた方の所有不動産の名義を相続人様の名義へ変更するために法務省にて申請を行います。
一方、金融資産のお手続きにかかる期間は、資料収集に1~2ヶ月程、金融機関での処理は2~3週間程度となります。必要な書類は、各機関によって多少内容が異なりますが、戸籍謄本一式、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、各金融機関の相続届等で、これらを提出します。お手続きに関しては、亡くなられた被相続人の口座の名義を相続人名義へと変更するか、もしくは解約して相続人へと分配するかを選択します。
相続の手続きは複雑となっております。ここでは、一般的な不動産と金融資産の手続きの流れと手続きにかかる期間についてご説明しましたが、実際、ご自身で手続きをしようとすると、様々なトラブル等により手続きにもっと時間がかかってしまうことも多くあります。そこで、はじめから専門家に相談することで、手続きをスムーズに進めることができます。室蘭相続遺言相談センターでは、専門家が多く揃い、様々な悩みに対応させていただいております。初回無料相談も実施しておりますので、相続についてお悩みやお困り事がございましたらぜひお気軽にご利用ください。室蘭の皆様のご連絡を心よりお待ちしております。
行政書士甲田啓一事務所は室蘭の専門家です。
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