
相続手続き
2023年12月04日
Q:行政書士の先生、通帳が見当たらず相続手続きが進められません。どうしたらいいでしょうか?(室蘭)
室蘭の実家で一人暮らししていた父が亡くなり、相続人である私と妹の2人で相続手続きを進めようと思っているのですが、困ったことがあります。
父は本業のほかに副業としてウェブライターの仕事をしていたのですが、その報酬を受け取っていた銀行口座の通帳が見当たりません。室蘭の実家を探しましたが、本業の給与を受け取っていた銀行の通帳しか見つかりませんでした。父が副業をしていたのは10年以上前のことで、その時の副業先の会社は室蘭にあったはずなのですが、倒産してしまったようで連絡を取ることもできず情報が何もありません。副業を開始した当時、父は副業のために新たに口座を開設したと話していたので必ず口座はあるはずなのですが、どの銀行で口座を開設したかまでは聞いていませんでした。行政書士の先生、父の口座を探す方法はあるでしょうか?(室蘭)
A:まずは手がかりを探して銀行を特定しましょう。相続人の証明をすれば銀行に残高証明の請求をすることができます。
通帳もキャッシュカードも見当たらず銀行名も分からない状況であれば、まずはお父様の口座がどこの銀行で開設されたかを調べる必要があります。
お父様はご自身の身に何かあった時のために、遺言や終活ノートなどを作成し情報を取りまとめてはいないでしょうか。遺されたご家族のために、口座情報など相続に必要な情報をどこかにメモしている可能性もありますので、室蘭のご実家で遺品整理される際に確認してみてください。
副業開始の際に取り交わした書類があれば、そこに取引銀行名が書かれている可能性もあります。もしかしたら、銀行からの郵便物や、粗品としてカレンダーやタオルなどが届いているかもしれません。室蘭のご実家に銀行名が書かれた粗品があれば、その銀行に問い合わせてみましょう。
相続人は、相続人であるという証明のために必要な戸籍を持参すれば、銀行に対して被相続人(故人)の口座の有無や残高証明、取引履歴などの情報開示を請求することができます。
室蘭のご実家を探しても手がかりが何も見つからない場合は、ご自宅や勤務先の近くなどにある銀行に直接問い合わせることになります。その際は、先述の戸籍の提出が求められますので、あらかじめ準備しておきましょう。
相続は相続人の確定や財産調査、遺産分割など時間や手間のかかる作業が多いうえ、思わぬところで時間がかかってしまう可能性もあります。相続手続きは相続の専門家に対応を依頼することも可能ですので、ご自身での手続きが難しいと感じられる場合は専門家に託すこともご検討ください。
室蘭にお住いで相続手続きにお困りの方は室蘭相続遺言相談センターの行政書士にお任せください。相続に関する面倒な手続きを代行し、スムーズに相続手続きを終えれるよう力を尽くします。まずは室蘭相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用いただき、室蘭の皆様の相続に関するお悩みをお聞かせください。室蘭の皆様それぞれのご状況に合わせたサポートプランをご提供いたします。
2023年10月03日
Q:遺産相続の手続きをしたいが、どのような流れで進めればいいか行政書士の先生に伺いたい。(室蘭)
先日、室蘭で一人暮らしをしていた母が亡くなりました。遺産相続の手続きを始めなければと思うのですが、遺産相続は初めてのことですのでどのように進めればいいのかわかりません。
母は離婚を機に地元の室蘭に戻り、私と弟を育ててくれました。そのため遺産相続するのは私と弟の2人になると思います。母の暮らしていた室蘭の自宅は祖父から受け継いだ持ち家で、不動産名義は母になっていました。それと預金が数百万ほどと、自宅にも十数万の現金がありました。これからどのような流れで遺産相続の手続きをすればいいのか教えてください。(室蘭)
A:遺産相続の手続きの流れをご説明いたします。期限のある手続きもあるためご不安でしたら専門家にご相談ください。
室蘭相続遺言相談センターへご相談いただきありがとうございます。遺産相続の手続きの流れをご説明いたします。
遺言書の有無の確認
まずは亡くなったお母様が遺言書を残していないかを確認しましょう。遺言書が遺されている場合は遺言内容に従って遺産相続の手続きを進めます。遺産相続は原則として民法で定められた法定相続分よりも遺言内容を優先します。それゆえ、遺品整理の際は必ず遺言書を探しましょう。
戸籍調査による法定相続人の確定
遺言書がない場合は、戸籍を調査し、法定相続人を確定させます。この時必要となるのは被相続人(亡くなった方)のお生まれから亡くなるまでの連続したすべての戸籍です。また相続人の現在の戸籍も遺産相続の手続きで必要となりますので併せて取得しましょう。
財産調査
次に被相続人の財産を調査します。銀行の通帳や、今回のご相談者様の場合は室蘭のご自宅が持ち家とのことですので、固定資産税の納税通知書、登記事項証明書なども集めます。遺産相続の対象となる財産が明らかになったら、財産目録という一覧にまとめましょう。
遺産分割協議
相続人全員による遺産分割協議を行います。遺産分割協議は遺産相続についての話し合いで、これによりどの財産を誰がどの程度相続するかを決定します。決定した内容は遺産分割協議書という書面にまとめ、相続人全員で署名し、実印を押印します。この遺産分割協議書をもとに、財産の名義変更を進めていくことになります。不動産の遺産相続手続きの際には遺産分割協議書の提出が求められますので大切に保管しておきましょう。
以上が一般的な遺産相続の流れとなりますが、ご状況によってはさらに手続きが複雑になる可能性もあります。また一つひとつの手続きは時間や手間のかかる作業となるため、不慣れな方にとっては負担の大きいものです。遺産相続の手続きは行政書士に依頼することもできますので、ご自身で進めることが難しい場合は遠慮なくご相談ください。
室蘭相続遺言相談センターは遺産相続のプロとして、室蘭の皆様の相続手続きをサポートいたします。初回のご相談は完全無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
2023年09月04日
Q:相続手続きを終えるまでの期間を知りたいです。行政書士の先生教えてください。(室蘭)
先日、室蘭に住んでいる父が亡くなりました。母はすでに亡くなっており、相続人である私と姉は遠方に住んでいる為、遺産整理をしに室蘭の実家へ帰った際に色々と手続きを進めたいと考えています。相続財産は、おそらく室蘭の実家と多少の預貯金くらいかと思います。姉と直接会う機会も長期間取れない為、早めに相続手続きを完了させたいのですが、一般的にどのくらいの時間がかかるものなのでしょうか。相続手続きについての知識がほとんどなく、行政書士の先生にお伺いしたいです。(室蘭)
A:相続手続き完了までの期間は、相続財産の種類により異なります。
相続の手続きが必要な財産は、一般的に大きく分けて金融資産と不動産の2つになります。
金融資産とは現金・預金・株などを指し、手続きとしては亡くなったお父様(被相続人)の名義になっている口座を相続人名義へ変更するか、あるいは口座を解約して現金を相続人同士で分け合う方法があります。
手続きの際に必要となる書類は、各金融機関所定の相続届・遺産分割協議書・相続人の印鑑登録証明書・戸籍謄本一式などです。これらの書類を揃えるのに1~2か月ほどの時間を要します。なお必要となる書類は手続きごとに多少異なる場合がありますので、詳細は各金融機関にてご確認ください。
そして必要書類を提出後、金融機関での処理が完了するまでに2~3週間程度かかります。
次に土地や建物などの不動産ですが、こちらも名義を被相続人から相続人へ変更する必要があります。
対象となる不動産の固定資産税評価証明書・遺産分割協議書・相続人の印鑑登録証明書・被相続人の住民票除票・名義変更する相続人の住民票・戸籍謄本一式などの必要書類を揃え、その不動産の所在地を管轄する法務局へ登記申請を行います。
こちらも必要書類を収集するのに1~2か月ほど、処理が完了するのは法務局への申請から2週間ほどとお考えください。
室蘭のご相談者様の相談内容に合わせて以上の2つの手続きについてご説明いたしましたが、ご状況によってはさらに時間がかかる可能性もあります。例えば遺品整理の際に自筆の遺言書を見つけた場合や、未成年者・行方不明者の相続人がいる場合は家庭裁判所での手続きが必要となりますので、さらに時間がかかると見込んでおくとよいでしょう。
相続手続きは、相続を専門とする行政書士に依頼することも可能です。室蘭で相続手続きを行う際は室蘭相続遺言相談センターへお任せください。相続についての知識と経験が豊富な行政書士が、地域密着型で室蘭の皆様の相続手続きをお手伝いいたします。どうぞお気軽に室蘭相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用ください。
行政書士甲田啓一事務所は室蘭の専門家です。
0120-56-8015
営業時間 9:00~18:00(月~土)※電話受付は20時まで ※土曜日は要予約
つながりにくい場合・休日時間外ご対応 担当者直通:080-8636-8015まで

室蘭市を中心に登別市・伊達市・白老町・洞爺湖町・豊浦町・壮瞥町など北海道南西部エリアにお住まいの方は、お気軽にご相談ください。