室蘭の方より相続に関するご相談
2025年10月02日
Q:相続手続きの経験がないため、どのように進めればよいかわかりません。行政書士の先生、相続手続きの手順を教えてください。(室蘭)
はじめまして、私は室蘭在住の50代男性です。同居していた父が室蘭の病院で亡くなったのですが、相続手続きを進められておらず、困っています。いずれ父が亡くなった時は相続手続きが必要になるだろうな、と頭ではわかっていましたが、実際に経験したことはないため、どのような手順で手続きを進めていけばよいのかわからない状態です。
行政書士の先生、相続手続きはどのような手順で進めていけばよいでしょうか?まずは相続にどのような手続きが必要になるか伺ったうえで、対応を依頼しようかどうか検討したいと思っています。(室蘭)
A:一般的な相続手続きについてご紹介します。相続についてわからないことがあればいつでも専門家にお問い合わせください。
ご家族がお亡くなりになると相続が発生しますが、相続は人生の内で何度も発生するものではないので、手続きの進め方がわからなくてお困りになる方も少なくありません。
こちらでは一般的な相続手続きの手順をご紹介いたしますので、参考になさってください。
相続が発生したら、まずは亡くなった方(以下、被相続人)が遺言書を残していないか確認しましょう。遺言書は被相続人の財産に関する最終意思を示す大切な書類のため、相続において最優先されます。まずは大分のご自宅等を整理し、遺言書を探してみてください。
遺言書が見つかった時は、その指示内容に従って財産を分け合い、財産の名義変更等の手続きを進めていきましょう。
遺言書が無い場合には、以下の手順で手続きを進めます。
1.相続人調査のため、戸籍を収集する
相続人が誰であるかを調査するために、被相続人の戸籍(出生から死亡までの連続したすべてのもの)を収集します。被相続人の戸籍は相続人を証明する書類ですので、その後の相続手続きで提示が求められます。相続人の現在の戸籍も提示が必要となりますので、併せて取得しましょう。
2.被相続人の財産を調査する
被相続人の所有していた財産は、プラスの財産(現金や不動産など資産価値のあるもの)だけでなく、マイナスの財産(借金や未払い金などの債務)も相続の対象となります。銀行の通帳や、不動産の固定資産税の納税通知書、登記事項証明書などを収集し、被相続人がどのような財産を所有していたのか調査します。財産調査の結果を財産目録として一覧にまとめておくとよいでしょう。
3.相続方法を決める
相続財産を承継する(単純承認)のか、承継を拒否する(相続放棄)のか、プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を承継する(限定承認)のか、相続財産に対する相続人それぞれの意思を決定します。相続放棄や限定承認については、相続の開始を知った日から3か月を過ぎる前に、家庭裁判所へ申述する必要があります。
4.遺産分割を行い、遺産分割協議書を作成する
相続人全員で遺産分割協議を行い、相続財産をどのように分け合うか決めます。相続財産の分け方について相続人全員が合意したら、その分割方法を遺産分割協議書という文書にまとめましょう。遺産分割協議書の形式について特に法的な定めはありませんが、相続人全員の署名と捺印は必須となっています。遺産分割協議書は、財産の名義変更の際に提示が求められます。
5.各種財産の種類に応じた名義変更の手続きを行う
不動産や有価証券など、名義変更の必要な財産を相続した場合は、それぞれの財産に応じた名義変更の手続きを行います。
相続手続きの手順を簡単にご説明しましたが、ご家庭の状況によって必要な相続手続きは異なっています。例えば、認知症の方や未成年の方が相続人になる場合には、家庭裁判所での手続きを要しますし、自筆の遺言書が見つかった場合は検認手続きも必要となります。
室蘭にお住まいの皆様の相続手続きなら、室蘭相続遺言相談センターにお任せください。初回の完全無料相談では、室蘭の皆様からお伺いしたお話をもとにご状況を整理し、どのような相続手続きが必要になるかわかりやすくご案内させていただきます。ぜひお気軽に室蘭相続遺言相談センターまでお問い合わせください。
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